財務・会計は、中小企業診断士試験の中でも特に「得点源」にしやすい科目です。
計算問題が多い一方で、出題範囲は比較的安定しており、理解と演習を積み重ねることで確実に点数を伸ばせます。
また、企業分析や経営戦略にも直結するため、診断士としての実務でも必須の知識です。
財務諸表の読み方(BS・PL・CF)
財務・会計の基礎となるのが財務諸表の理解です。
貸借対照表(BS)は企業の「財産状態」、損益計算書(PL)は「儲けの構造」、キャッシュフロー計算書(CF)は「お金の流れ」を示します。
一次試験では、これらの関係性や基本構造を問う問題が頻出します。
CVP分析(損益分岐点)の考え方
CVP分析は、売上・費用・利益の関係を整理し、企業が黒字になるための条件を把握する手法です。
固定費・変動費・限界利益率などの概念を理解すると、損益分岐点売上高を計算できるようになります。
診断士試験では、公式の暗記だけでなく「どの数字が何を意味しているか」を理解することが重要です。
意思決定会計(差額原価・埋没原価)
意思決定会計では、意思決定に関係する原価と、関係しない原価を区別する力が問われます。
特に「埋没原価は意思決定に影響しない」という考え方は頻出で、過去問でも繰り返し出題されています。
問題文の中から「差額に影響する数字だけを拾う」練習が効果的です。
財務指標(ROE・ROA・自己資本比率など)
財務指標は企業の健康状態を数値で把握するための道具です。
ROE(自己資本利益率)は株主から見た収益性、ROA(総資産利益率)は企業全体の効率性を示します。
一次試験では、計算問題だけでなく「指標の意味」を問う問題も多く出題されます。
得点を安定させるための学習戦略
財務・会計は「理解 → 演習 → 反復」のサイクルが最も効果的です。
特に過去問の反復は重要で、同じテーマが形を変えて何度も出題されます。
計算問題に苦手意識がある場合でも、基礎概念を押さえれば確実に得点できるようになります。

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