令和7年度 事例Ⅰ:A社の組織・人事まとめ
1.会社概要・事業概要
- A社(昭和初期創業)
- 理念:「自然から頂いた木を、生活する人々が豊かになるよう社会にお返しする」
- 主力:内装材事業(県産木材 × 高品質加工)
- X事業:家具・木製ペンなどの小規模事業(子息が担当)
- 新規:木製知育玩具事業(木育ニーズの高まりを背景に立ち上げ)
- 県・大学・木工職人との連携が強み
2.組織構造
- 社長
- 子息(X事業・知育玩具事業の責任者)
- 製造技術部門(12名:ベテラン中心)
- 営業部門(10名:法人営業中心)
- 管理部門(7名)
3.強み(Strengths)
- 高品質な木材加工技術(薄板加工・滑らかな仕上げ・安全性)
- 林業家・製材所との強固なネットワーク
- 県・大学・木工職人との外部連携
- 子息のマーケティング力(SNS・EC・イベント)
4.弱み(Weaknesses)
- 既存社員の新規事業への理解不足
- スキルセットの不一致(内装材:熟練技能/知育玩具:企画・デザイン)
- 子息への業務集中
- 専門人材の不足
5.機会(Opportunities)
- 自然素材・国産材への関心の高まり
- 木育ニーズの拡大(保育・教育施設)
- 県・大学の支援体制(実証実験・PR・共同研究)
- 地域資源を活かしたブランド価値の向上
6.脅威(Threats)
- 内装材市場の競争激化
- 公共案件の不安定性
- 知育玩具市場の既存競合
- 新規事業のスピード感に組織文化が追いつかない可能性
7.課題
- 既存事業と新規事業の組織能力の非連続性
内装材(熟練技能)と知育玩具(企画・デザイン)のギャップ - 子息への業務集中と後継リーダー不足
新規事業の多くを子息が担っている - 経営資源の配分と事業間連携の最適化
内装材 × X事業 × 知育玩具のバランス - 新規事業に必要な専門人材の確保・育成
デザイン・教育・マーケティングの専門性が不足 - 探索型組織への転換(=新たな収益源の確保)
内装材依存から脱却し、新規事業を柱化する体制づくり

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