「経営戦略論入門
経営学の誕生から新・日本型経営まで」
のレビュー
中小企業診断士の勉強を始めたときに購入した本
中小企業診断士の1次試験は7科目あり、普通は最初に企業経営理論を学ぶ。企業経営理論は戦略、組織、人事など経営全般を幅広く扱っている。中小企業診断士試験における「扇の要」と私は呼んでいる。
本書を手に取ったきっかけは、教科書の内容が膨大だったので、教科書以外で企業経営理論の科目全体を概観できるものが無いか探したからだった。
具体例が豊富
企業経営理論の教科書では様々なフレームワーク(枠組み)をマトリックス図やピラミッド図などで整理している。しかし、そのフレームワークの背景となる事例は教科書で紹介されないことが多い。
本書では、ホンダやトヨタ、ネスレやP&Gやゼロックスなどの事例を元に学説や理論を整理していてわかりやすい。理論が導かれた背景を知ると、理解が進んで暗記しなくても思い出せるようになった。
経営学を学ぶ最初の1冊として最適だった。
平易でわかりやすい文章
格調高くさせるためにあえて小難しく言い回す書物があるが、本書はその対極にあり、本当に読みやすく物語を読んでいるようだった。
中小企業診断士試験、合格後の今
受験生時代はピンとこなかった理論も、中小企業診断士の2次試験に合格した今なら、「あのことね」「そうそう、わかるわかる」と共感しながら読むことができた。本書を読むことが自分が学んできたことの答え合わせをしているようで痛快だった。


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